プリントの位置とサイズで失敗しないための考え方

CAVEMAN PRINT & CULTURE #05

プリントの位置とサイズで失敗しないための考え方


— プリントの位置とサイズで、ほぼ決まる

Tシャツのデザインって、「何をプリントするか」も大事なんですが、
それと同じくらい「どこに」「どのくらいの大きさで」配置するかが重要です。

むしろ、ここで仕上がりの大部分が決まると言ってもいいくらい。

今回は、実際の現場で感じているプリントの位置とサイズについての話をします。


— 一番多い失敗は「大きすぎる」


プリント大き目の作例

プリント大き目の配置例


標準的な大きさの配置例

標準的な大きさの配置例

一番多いのは、とにかくプリントが大きすぎるパターンです。

データで見ているとちょうど良く見えるんですが、実際に着ると想像以上に主張が強くなる。

余白がなくなって窮屈に見えるし、プリント面だけが浮いてしまう。

特に中年以上の方が着る場合、大きすぎるプリントはくどく見えやすいです。

もちろん、意図的にインパクトを出すために大きくするのはアリなんですが、
なんとなく大きくしてしまうとバランスが崩れやすいことが多いです。


— 平置きと着用では、見え方が違う

平置きで見ているTシャツと、実際に着た状態では見え方が全然違います。

先ほどのプリントの大きさが違うTシャツをトルソーに着せてみました。

トルソーでの着用例

大き目のプリントは想像以上に大きく回り込みます。

ここで一番大事なのが、
「Tシャツは四角いキャンバスではない」ということ。

Tシャツは体に沿って立体になるので、
平置きでは正面に見えていた部分が、着ると胴回りに回り込みます。

つまり、前から見た時に見える面積は、平置きの状態とは大きく変わる。

ここを理解していないと、データ上ではちょうど良く見えていたプリントが、
実際に着ると大きすぎたり、バランスが崩れて見える原因になります。

だからこそ、最初から“着た状態”を前提にして配置を考える必要があります。

この感覚がないと、ほぼ確実にサイズは大きくなりすぎます。


— なぜ“上寄り”がバランス良く見えるのか

プリントの大きさを並べて比較

プリント位置は、少し上寄りに配置する方がバランスが取りやすいです。

理由はシンプルで、人体の構造的に上半身にボリュームが集中しているから。

胸や腕がある位置にデザインが来ると、自然とまとまりが出る。

逆に下に寄りすぎると、間延びした印象になりやすいです。

あと、タックインしたり、アウターを着たりした時にも、
上寄りにある方がちゃんと見える。

着方まで含めて考えると、この位置が一番安定します。


— サイズ感の基準

目安としては、横幅はネックリブの端と袖の付け根の中間くらいまで。

縦はその2/3くらいに収めると、全体のバランスが取りやすいです。

そこからデザインの形や縦横比、ターゲットの年齢層、用途などによって調整していく。

あくまでベースの考え方として、このくらいのサイズ感が基準になります。


— ワンポイントが一番難しい

意外と難しいのがワンポイント。

小さくすればいいというわけでもなくて、
少し大きくすると一気にバランスが崩れることが多いです。

さらにややこしいのが、商品画像。

画面上で見ると、小さいワンポイントはどうしても弱く見えるので、
イメージ画像を作る時に大きめに配置してしまいがちです。

でもそのまま実際にプリントすると、「なんか違う」となるケースが多い。

ここはかなり繊細な調整が必要なポイントです。


— デザインは“四角”ではない

多くの人が、四角いキャンバスの中でデザインを作っています。

でも、Tシャツは四角ではない。

ここを見落としている人はかなり多いです。

Tシャツは、袖があって、肩があって、着た時には立体になるもの。

さらに、着用すると生地が胴回りに回り込むことで、
前から見える範囲そのものが変わります。

つまり、平面の中で綺麗に収まっているデザインでも、
着た瞬間にバランスが崩れることは普通にあります。

だからこそ、最初から“着た状態”を前提にして配置を考えることが重要です。

ここが抜けていると、違和感のある仕上がりになることが多いです。


— まとめ

プリントのサイズや位置は、感覚で決めているようでいて、
実はかなりロジックがあります。

ただし、すべてに正解があるわけではなくて、
デザインによってはあえて下に配置した方が良い場合もあるし、
大きくした方がハマることもある。

あくまで今回の話は、ベースとなる考え方です。

あと、販売する側の目線でいうと、
平置きの画像では大きく見せた方が売れやすい場合もあります。

ただ、それをそのまま実物にすると、
「思っていたのと違う」と感じられてしまうリスクもある。

このあたりのバランスをどう取るかが、実は一番大事なところです。

とはいえ、まずは力まず楽しんで作るのが一番です。

思うがままにデザインしてみてください。

「これで大丈夫かな?」と思ったら、気軽に聞いてください。

一緒にいい感じに仕上げます。お気軽にご相談ください!

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