著作権・商標権とプリント注文について
(CAVEMAN PRINT のガイドライン)

CAVEMAN PRINT では、著作権・商標権をはじめとする知的財産権を尊重し、トラブルを未然に防ぐため慎重な運用を行っております。
このページでは、プリント注文の際に特に重要となるポイントをまとめています。

※本ページは文化庁・特許庁など公的機関の情報をもとに作成した一般的なガイドです。法的判断が必要な場合は専門家にご相談ください。

2. 商標権について

ブランドロゴ・商品名・サービス名などを保護するのが商標権です。特許庁による商標登録を行うことで発生し、登録範囲で独占的に使用できます。

ブランドロゴ・チームエンブレムなどを許可なくプリントに使用すると、商標権侵害となる可能性があります。

3. 権利侵害によるリスク

著作権・商標権を侵害した場合、以下のような法的責任が発生する可能性があります。

  • 民事責任(差止請求・損害賠償など)
  • 刑事責任(悪質な場合)
    10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金(法人は最大3億円)

無断使用は「軽いマナー違反」ではなく、重大なトラブルにつながるためご注意ください。

4. プリントで特に注意が必要なデザイン例

以下のようなデザインは、権利侵害の可能性が高いため印刷できません。

  • 有名キャラクター・マンガ・アニメ・ゲームのロゴ・イラスト
  • アーティスト・タレント・スポーツ選手の写真・似顔絵
  • 有名ブランド・企業ロゴ・商品パッケージ
  • プロチームや学校の公式エンブレム
  • インターネット上で見つけた画像(出典不明を含む)
  • 他人が制作したイラストやロゴを無許諾で使用したもの
  • 二次創作的な模倣デザイン
  • AI生成画像(既存作品に類似する場合など)

5. 当店で「お受けできる」デザイン

  • お客様が一から制作した完全オリジナルデザイン
  • お客様または所属団体が権利を保有するロゴ・マーク
  • 商用利用・商品化が許可されている素材を使用したデザイン
    ※素材サイトによっては商品化を禁止している場合があります。必ず利用規約をご確認ください。

6. 代理発注(第三者による注文)について

著作権者本人からのご依頼が基本ですが、正式な許諾が確認できる場合に限り、第三者からの代理発注も可能です。

代理発注に必要な許諾の例

  • 著作者本人からの許諾メール・メッセージ
  • 著作者の署名入りの簡易許諾書
  • 権利管理団体・デザイナー事務所などからの使用許可
  • 団体共有デザインの場合:デザイナー本人の許諾メッセージ

※「口頭で許可をもらった」という場合は受注できません。

7. お受けできない代理発注例

  • 友人が描いたイラストを、別の友人が勝手に注文する
  • 外部デザイナーが制作したロゴを、権利の無い人が注文する
  • SNS画像を「本人に許可をもらった」と口頭で説明するが証拠がない
  • 権利関係が不明確なデザインの代理発注

8. 団体(クラス・サークル・部活)デザインについて

以下の条件を満たす場合、代表者によるご注文が可能です。

  • デザイナー本人が使用を承認している
  • 団体公式デザインとして共有されている
  • 必要に応じて、デザイナーの許諾が確認できる

※Tシャツ展や各種イベントで取りまとめを行う際は、許諾確認をお願いする場合があります。

9. よくある質問

Q. 友人のイラストを使いたい
A. 著作者本人の許諾が確認できれば、代理発注も可能です。
Q. ネットで見つけた画像を使えますか?
A. 権利者確認ができない場合は使用できません。
Q. 「著作権フリー」素材は使えますか?
A. Tシャツ商品化OKのライセンスか必ずご確認ください。

10. 最後に(お願い)

CAVEMAN PRINT は、すべてのお客様が安心して利用できるよう、権利関係の確認を大切にしています。
ご不明点がある場合はお気軽にお問い合わせください。
※個別の法的判断は行えませんので、必要に応じて専門家への相談をご検討ください。